自営と勤めの話し合い

自営業のセイちゃん×会社勤めのイシちゃん~素敵な30 ,40代を過ごすための話し合い中~

自分の好きなことが分からなければ、嫌いなことを考えてみては?

 

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こんにちは。
飲食店自営のセイちゃんです。
会社勤めのイシちゃんと、仕事や生き方について話し合いをしています。

 

今日のテーマは
「勤めの時に一番嫌だったこと。」

 

自分の判断基準のひとつとして、
“何が好きか?”ということと同じくらい、
“何が嫌いか?”ということが大切だと思っています。


 

勤め時代に一番嫌だったこと

 

会社勤めの時に一番嫌だったのがこれです。

 

 

『“自分の仕事”を急に取り上げられること。』

 

 

一言で表すと「突然の異動」です。 

 

 

突然の異動があるたびにいつも、
サラリーマンは結局、
“畑を借りているだけの小作人だと思っていました。

 

それまで手に塩をかけて育ててきた仕事も、
「再来週から○○に異動だから」の一言で全て終わりでした。

 

 

都合のよい「キャリアアップ」という言葉に振り回されて、
心血を注いでいた仕事をあっさりと取り上げられていました。
何度も何度も。
と、当時の自分は思っていました。

 

結局変わるたびに次の仕事に熱中していったのですが・・・。

 

 

異動のプラスとマイナス

 

 

異動というものが、
組織にとって大切なことだということは理解しています。

 

いろいろあると思いますが、
自分の認識は個人の視点から見ると


・仕事が変わることによりマンネリがなくなる。
・自分が考えていなかった業務の経験ができる。

といった点だと思っています。

 

組織側からすると、

 

・癒着、不正がなくなる。
リスクヘッジ。組織全体の偏りを減らせる。

といった点でしょうか。

 

 

そしてマイナス面はというと、
個人的にも組織的にも、

 

・長期的に考えられなくなる。

 

ということがあると思っています。

 

 この“長期的に考えられなくなる”という点、
どちらかというと自分の中では、このマイナスの要素が大きく影響していました。

 

 

独立の決断をさせたのも異動

 

以前も書きましたが、
サラリーマン時代の会社としても仕事自体も好きで、
自分に向いているとも思っていました。

そういったこともあり、
独立したい!独立する!という気持ちはずっとあったものの、
踏ん切りがつかず具体的な行動に移すことができませんでした。

 

そういった中であったのが、
『突然の異動』です。

 

ちょうど10年くらい前です。
会社の中でも大きなお店の立ち上げを任されました。

 

開店時から文字通り、寝る間も惜しんでやってきたものの、
自分の経験不足・能力不足、当時の自分には重すぎる責任と仕事内容でした。
自分も精神的・肉体的にダメになると同時に、、、

 

結局、そのお店は非常に苦戦をして、
2年目に6000万円の赤字を出してしまいました。

 

そこから再び心血を注ぐ日々
(このブログでも、この当時のことは時折触れていますが、
この時のうまくいかなかった経験と、それを乗り越えることができた経験が、
自分の仕事を進めるうえでの礎のひとつになっています。

 

そういった経験から、逃げるのも大事だし、
過度のプレッシャーを乗り越えると人が成長するのも事実という考えを持っています。そのときは辞める勇気をもっていないと・・・)

jthanashiai.hatenablog.com

 

少し話がそれましたが、、、
そのお店は3年目になんとか黒字転換することができました。
もちろん自分ひとりの力ではないですが、
責任者として、けっこう頑張りました。。。
と思っています。。。

 

とういことで、

 

やっと業績が少し上向いてきたので、
次は今までできなったアレをやろう!

と思っていたところでの、

 

「再来週から○○に異動だから」
の一言です。

 

 

子供が、やっと遊び方を覚えたおもちゃを取り上げられたような気分でした。

 


これまで必死にやってきたことがいきなり終わりを告げて、
また1から新しい環境(そこは新店舗ではなかったので立ち上げでは無かったですが。)での仕事のはじまり。

 

 

正直モチベーションはかなり下がりました

 

 

そして、
このことが自分を具体的に独立に動かし始める直接的・決定的な要因になりました。

 

 

 

何が好きですか?そして、、、何が嫌いですか?

 

それまでも異動のたびに、
「来年はこれをやろうと思っていたのに・・・」
ということばかりでした。

 

それが、
特に大きな仕事が急になくなってしまい、
“サラリーマンは結局小作人だなと改めて思ってしまいました。
(今は必ずしもそう思っていませんが。)

  


自分は他人に方向性を左右され続けるのが嫌で、
こういった状況を避けるために自営を始めているのだと思っています。

 

 

自分はよく「好きなことをやっていきたい」と言っているので、
自分が何が好きか?を考えることも大切だと思っていますが、

 

それと同時に、

 

自分が何が嫌いか?

 

も重要だと思っています。

 

 

充実した人生を過ごすためには、
“自分が何をしたくないかを考えて、それをやらない道を進む、”
ということも必要だと感じています。

 

いいフレーズが無いかインターネットで調べていたら、
マンガ「ワンピース」の主人公のルフィが、
「何が好きかより、何が嫌いかで自分を語れよ」
という名言?を言っていたそうです。

自分とやや違う意見ですね。

 

自分の場合は、

「何が好きかと同じくらい、何がしたくないかで自分を語れよ」

てな感じで言ってみたいと思います。

 

 

これも以前ネットか何かで見たことがあるような気がしますが・・・

人間ってこうして知らない間に誰かに影響されて、
さも自分が考えたかのように言ってしまうものなんだな、
とブログを書くようになってから思うようになりました。 

 

 

といったところで、
よく、

「自分が好きなことをやれ!!」

と言われて、

「そんなこと言われても好きなことって・・・」

と思ってしまったときは、 

 

自分が、

“何が嫌いか?”

ということを基準に考えてみるのもいいのではないでしょうか?


好きなことの先と同じくらい、
嫌いなことの先にも道があるかもしれないです。
自分のように。。。

 

 

 

「あなたの嫌いなことは何ですか?」

 

それではまた。

普通の会社員が1日6時間の短時間勤務を始めて気付いたこと。

こんにちは。

会社勤めのイシちゃんです。

自営業のセイちゃんと仕事や人生のことについて話し合いをしています。

 

今日のテーマは

『普通の会社員が1日6時間の短時間勤務を始めて気付いたこと』

 

僕は今年の4月から1日6時間の短時間勤務を始めています。

そして、約5ヶ月が経ちました。

今まで残業とか休日出勤とかも当たり前だった会社生活から、大きな転換を図ったこの5か月を振り返ってみたいと思います。

 「午後3時まで寝てもうた(ハリネズミ)午後3時まで寝てもうた(ハリネズミ)」のフリー写真素材を拡大

短時間勤務の概要

現在、僕が勤めている職場では朝8:30に始業して、15:00には退勤するというスケジュールで週5日間勤務をしています。

お給料は正社員の方と比べて2/3程度で、福利厚生などは全く同じものに入らせて頂いています。

 

短時間勤務の良い点

①あっという間に終わる

当たり前なのですが、時間が短くなったことによって、

勤務があっという間に終わります。。。。

忙しく動いている日などは本当に一瞬の感覚です。

疲れたなぁとか、昼ごはんの後ちょっと眠たいなぁ、

なんて思う暇もなく仕事が終わります。

 

②身体の疲れ方が全然違う

前までは20,21時に家に帰り、ご飯を食べたら、

そのあとに疲れが一気に来て何もしたくない状態でした。

また、週の中ごろになると勤務中にも疲れを感じることが多かったです。

 

しかし、勤務時間が短くなったことによって

身体の疲労度が全然違う!!

 

心身ともに疲労感を感じることが本当に少なくなりました。

また、短時間なので今まで以上に仕事中の集中力を高い状態で保つことができます。

 

③勤務時間中の過ごし方を大切にする

仕事の効率や生産性を強く意識するようになりました。

時間が短い分、今まで以上に時間を有効活用する必要があるためです。

まだまだですが、効率よく質の高い仕事が出来るよう日々意識しています。

 

④勤務後の時間が存分に使える

当然、勤務時間が短い分、勤務後の時間を有効活用することが出来ます。

僕は現在、もう一つの仕事に向けた準備や長年やりたかった演劇の勉強をしています。

また、Jリーグ観戦や音楽ライブなど平日に開催されるイベントへ

確実に参加できるようになりました。

小さいことかもしれませんが、平日にイベントがあると

仕事で何度も行けなかった経験があったので

僕にとってはとても嬉しいことです。

 

デメリットはないのか??

もちろん収入は減りましたし、仕事量に対して時間が足りなくなり、

ドタバタしてしまう日もまだまだあります。。。。

人それぞれの価値観ですが、短時間勤務を始めることによって生まれるメリットは

非常に多いと感じています。

 

個人的にはこれから子供が育てていく際には、

仕事の量をコントロールしながら家庭を作っていくことが非常に楽しみです。

 

まだ短期間ですが、短時間勤務を始めてから感じたことを記録してみました。

今後も、定期的に振り返っていきたいと思っています。

 

Hasta Luego!!

勤めの人から自営業って儲からないと思われているけれども、実はそうでもないかもしれないという話

 

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こんにちは。
飲食店自営のセイちゃんです。
会社勤めのイシちゃんと、仕事や生き方について話し合いをしながらブログを書いています。

 


今日は、ブログのネタを考えていたら、
自営を始めてからなんとなく思ったことを思い出したので、
それについて書いてみようと思います。

 

コラム
『自営業を始めたいんだけど、自営業って儲からなさそうで・・・という方に、
意外にそうでもないかもしれないですよ。っていう話』
です。

 

 

自営業って厳しそうな“イメージ”がある。金銭的にも。

 

 

自営業ってどんなイメージがありますか?


ウハウハで儲かっているイメージですか?

それとも、

カツカツで何とか生活しているイメージですか?

 

多分両方あるのではないかと思いますが、

 

おそらく1番は、
「収入が厳しそう、生活していくお金を稼ぐのも大変そう。」
ではないでしょうか。

 

 

自営を始める前、
もちろん自分もそんなイメージは少なからずはありましたが、
サラリーマンよりチャンスはあると思って、
自営の世界に飛び込みました。

 

一方、自分の父は典型的な“昭和の勤め人”で、
独立の相談というか連絡をしたときには、
「自営業なんて絶対儲からないから」と頑固に反対されました。

お店が開店して、もう7年経ちますが今でも顔を合わせると、
「ご飯はきちんと食べているのか?」と言われます。
それくらい自営は儲からないというイメージがあるようです。

 

今のところ、
始める前に期待していたほど儲かっていませんが、
(見込み通りにはなかなかいかないですよね。)
おかげさまで”そこそこ”うまくいっています。

 裕福とは言えませんが、生活はしていけています。

 

周囲にも“成功”している人と、
“失敗”している人両方いますが、
みんなが儲かってないこともないと思います。

 

どうして自営は儲からないイメージがあるか?

実はいくつか理由があると思っていますが、

1番の理由は、、、

「ぼちぼちでんな」

という言葉がキーワードだと思います。

 

商売人に、
「売れ行きどうですか?」
と聞いたら、
「ぼちぼちでんな」
って答えてるイメージありますよね。
(少し古いステレオタイプですけど)

 

そうなんです。
(もちろん普通の人も謙遜しますが、)

商売人は特に、
儲かっていると思われることが“損”だと肌感覚で感じているようで、
「ぼちぼち。」
とか、
「いやーきびしいよ。」
っていう言葉を多用します。

世の中で、
「儲かって仕方がないです」
って言ってる自営の人ってあまり見たことがなくないですか?

儲かっているって言い切るのは、
突き抜けている人か、
会社に投資をしてもらうのが目的だったり、
儲けるための情報を売る系の人たちだけです。
お金を呼ぶためにお金を使うというか。


一般の、よくある自営の人が
「儲かってます。」
て言うのあまり聞いたことないです。
多分言っていても仲間内だけのことです。

 

おそらくなんですが、

 

うまく儲かる・儲からないを使い分けているところに、 

 


「自営はすごい儲けている人がいる」

というのと、

「自営はきびしい」

という二つのイメージが共存している理由があると思っています。

 

勤めの人へ、
そこの自営の人実はけっこう儲けているかもしれませんよ!?

 

 

かく言う自分も、
さきほどの項目で、
“そこそこ”という表現を使ってお茶を濁しています。

(自分の場合、実際“そこそこ”なんですが。。。)

 

 まあ食べていけてるから失敗はしていないんでしょうか。。。

 

 

チャレンジしたい人はぜひ自営にチャレンジを!

 

自分の勤めの時代もそうでしたが、
会社勤めの人からすると、自営業って未知の部分が大きいです。

 

未知なモノに対して否定的になりがちという「人間の習性」も、
自営は儲からないというイメージにつながっているのかな?
と思います。

 

 当たり前の話ですけど、
結局やってみないと分からないことも多いですよね。


“やりたいことはやろう”
というのが自分の今の考えです。

無責任に言うなと言われそうですが、
人にも“やりたいことはやろう”と伝えたいです。

 

もし、
やりたいことがあって自営をやりたいと思っているけれども
“なんだか怖い”と思っている方。
とりあえずやってみるのもいいのでは?と思っています。

 

無責任ではありますが、やりたいことはやったほうがいいです。
絶対に。

 


もちろん、しっかりと自分の“仕事に対しての考え”をまとめることも大切です。

 

jthanashiai.hatenablog.com

 

自営をしていていつも思いますが、
自営業をやっている人達はチャレンジが好きな人が、
たくさんいる世界だなと思っています。

 

やりたいことがあるけれど二の足を踏んでいるかた、
一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

 

それでも不安な人は、たびたび書いていますが、
とりあえず時間を作って副業からスタートするのがベターだと思っています。
できることなら二足のわらじを続けるのがベストです。
今自分も二足のわらじを目指しています。
一緒にがんばりましょう!

なんてことを伝えて、今日は終わりにしようと思います。
ありがとうございます。


 

「“分からない”からって、やりたいこと諦めていませんか?」

 

それではまた。

 

 

上手くなりたいという気持ちの大切さ。

会社勤めのイシちゃんです。

自営業のセイちゃんと将来のこと、仕事のことを話し合っています。

 

今回のテーマは、

『上手くなりたいという気持ちの大切さ。』

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唐突な問いかけですが、

今、何か上手くなりたいものはありますか??

スポーツでも、趣味でも、仕事でも何でもOKです。

 

今までの人生で多くの方が、

上手くなりたい→練習・努力→成功or失敗→もっと上手くなりたい

という体験を重ねてきていると思います。

 

僕もサッカーをやっていた頃...

マルセイユルーレットが試合でやりたくて何度も練習したのを思い出します。

マルセイユルーレット:フランス代表ジダンの代名詞で、360°ターンをして相手をかわす技です)

実際に試合でトライして、

マルセイユルーレットもどきで相手が抜けた時は本当に気持ちが良かった。笑

 

スポーツが分かりやすいですが、

何かを目標にして練習を重ねていき、

上達していく過程はとても前向きな自分を感じることが出来ます。

そして、何より楽しい!!!

 

上手になりたいという気持ちは最高のモチベーションを上げる方法

こんなことを考え始めた、きっかけは風間監督の本を読んでからです。

風間監督というのはサッカーJ1名古屋グランパスの監督さんなのですが、

考え方や伝え方に対するこだわりがとても深い方です。

 

『人を攻める』

『目を合わせる』

といった一般的には使わない独特な言い回しも多くされます。

どの言葉も理論はとても本質を究めたもので、

時には言葉遊びのような面白い表現をされる監督さんです。

 

 そんな風間さんの考えの中で僕が気に入っているのが

『技術を徹底的に突き詰める』という考えです。

 

風間さんはいつも言います。

『サッカーは何歳になっても、うまくなれる』

 

サッカー選手は、ボールを蹴って、止めて、運ぶ、外すアクションを繰り返します。

もちろん上手なのでプロの選手なのですが、

風間さんはさらに高いレベルを求めます。

 

『ボールを自分の思ったところに寸分の狂いもなく止められますか?』

数ミリ単位でボールの位置をコントロールするような技術を選手たちに求めています。

とにかく基本技術を徹底的に高めていく。

その結果、いくつになってもサッカーが上手くなるという、

選手たちに非常に高いモチベーションを与えられるのだと思われます。

 

仕事における技術を高める

この風間さんの考え方は自分の仕事に生かせないのか?

そんなことを考えていました。

 

自分にとっての基本技術って何なのだろう?

 

それ以前に、まず何のために技術を高めるんだろう?

 

サッカーの場合、最終的な目標は勝つことです。

(風間さんの場合は楽しく勝つこと)

 

僕の場合は、患者の生活の質を上げることです。

医療職なので、基本的には人の心身を健康な状態に戻すことが第一です。

でも、その先にあるのは、人々の生活の質を上げる(QOLを上げる)という結果が最終的な目標となります。

 

目標を達成するための技術とは??

僕の仕事における基本技術とは?

・検査

・評価

・治療

まず、この3つの技術を高めることが不可欠となりそうです。

もちろんこれ以外にもたくさんの技術が必要ですが、

これらが出来ないと始まりません。

サッカー選手がボールを蹴れないのと同じことです...

 

このような基本技術一つ一つがより正確になることによって、

良い結果を生み出せるというのはサッカーと同じで、

僕の場合も仕事の質も上がっていきます。

 

自分に期待しろ

さらに、もう一つ

風間さんがよく言う言葉があります。

 

『自分に期待しろ』

 

自分の可能性は年齢や環境に関係なく、

一つ一つにこだわりを持って、技術を高めていくことで、

大きな未来に繋がっていくと言います。

 

技術を高めていく過程の面白さ、楽しさを持って、

仕事に対して取り組めるよう、職場での時間を過ごしていきたいですね。

 

『今、何か上手になりたいものはありますか?』

 

Hasta Luego!!

勤めの時代は「生産性」にいいイメージはありませんでしたが、今は・・・

 

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こんにちは。
飲食店自営のセイちゃんです。
会社勤めのイシちゃんと、仕事や生き方について話し合いをしながらブログを書いています。

 

 

前回イシちゃんが『生産性』というキーワードを使いました。

jthanashiai.hatenablog.com

(生産性は流行り言葉ではないから怒らないです。↑参照)

 

 

 

自分も、『生産性』は仕事について語る上ではとても重要な考えだと思っています。

  

仕事というのは、他の人にとって価値があることを生み出すことで、
その価値をどれだけ効率良く生産できるかを競い合う勝負のような一面もあると思っているからです。

 

ただ、

『生産性』への考え方は人・企業・場所によって大きく違うのではないかと思っています。

 

 これを読まれている方は『生産性』ってどんなイメージがありますか?

 

実はというのもなんですが、サラリーマンとしての勤めの時代にはこの『生産性』という 言葉があまり好きではありませんでした。

 

 

というのも、、、

 

 

今日は、
『生産性』って言われ過ぎて聞くのも嫌になっている人の参考になればと思います。

 

 

 

 

大嫌いだった『生産性』という言葉

 

今は『生産性』について考えて行動することは非常に!大事だと思っています。
むしろそれを考えることが日々の中心でもあります。

 

 

少ない労力でどれだけの効果を出すことができるか?

 

 

特に小資本の個人飲食店では気を抜けば時間に追われてしまうので、
(気を抜かなくても。。。)
いかに生産性を高められるかが勝負といても過言ではないです。

 

 

ですが、勤め時代は『生産性』という言葉が大嫌いでした。

 

 

サラリーマン時代の上司から、

 

生産性をもっと上げるように!」

 

と言われるたびに嫌な気持ちになっていました。

 

 

というのも、

 

生産性を上げる=お店の人員・労働時間を削減すること

 

だったからです。

 

ぱっと聞くと正しいように思えます。

 

ですが、「生産性を上げる」という表現を使っているものの、
どちらかというと“利益を出すために人員を削る”という方に重点が置かれていました。

 

「売上が悪いんだから生産性を上げる努力(人員を削ること)をしないとダメだろ。」

 

 

それなのに、
毎日のようにやらなければいけない作業の指示ばかり増えて・・・

 

「売上が去年より悪いんだから、もっと施策を打たないとダメだろ。」

 

 

人員が削られていくなかで、やることだけ増えていく。。。

 

 

『生産性』に良いイメージを持っていない方、このような経験はないですか?

 

 

このような毎日の繰り返しから、『生産性』の本質ついて深く考えることもなく、
しばらくの間は生産性を上げるというのは「売上を上げて労働時間を削ること」
と単純にそのように考えていました。
(結局合っているといえば、合っているのですが・・・)

 

 

ちなみに、使われていた生産性の式はこちらです。

 

労働生産性=売上/労働時間

 

 

この時点でもっと『生産性』について考えていれば良かったと今では思います。

 

 

 

では、どのように生産性を高めるか?

 

さきほども書きましたが答えは、

 

「売上(アウトプット)を上げて、労働時間(インプット)を削る。」

 

ですよね。

 

売上を上げることができれば生産性が上がりますし、
短い時間でやることができれば生産性は上がります。

 

 

それは分かっているんだけど・・・

 

それができないからサービス残業をしてしまうんだよ・・・

(みせかけのインプットを減らすために・・・)

 

という感じですよね。

 

 

そこで大事になってくるのが、

 

 

『やらないことを決める』

 

ということだと思います。

 

以前もブログで紹介をしましたが、

www.soubunshu.com

 

『何をやるのかではなくて、何をやらないか』

 

 

今は自営の立場なので、やる・やらないは自分で決めることができています。
毎日やらなければいけないこと・やりたいことの山の中で考えているのが、
『何をやらないか』ということです。

 

 

勤め人の場合は、毎日上から降ってくる

 

やらなければいけない指示”を、いかに“やらないか”

 

これを頭を使ってどのように成し遂げるかが、
真に生産性を高めることにつながると思います。

 

 

生産性を上げてどうするの?

 

ところで、
上司の言う通りに生産性を上げて、そのあとどうしますか?

 

おそらく会社の指示だから上げた。ただそれだけではないですか?
かつての自分がそうでした。。。

 

この答えについては、自営をやっていると非常によく分かります。

 

 

なぜ生産性を上げるのか?

 

それは、

 

自分の自由になる時間を増やすためです。

 

自営をやっていると時間の大切さを毎日ひしひしと感じています。
やらないといけないこともたくさんありますし。
やりたいこともたくさんありますし・・・

 

 

生産性を上げて自由になった時間をどのように使うかはまた自由です。

さらに仕事に使ってもいいし、自分のために使ってもいいし。

 

 

 

  

少し前に読んで生産性について理解を深めた本がこちらです。
生産性について考えてみたい方は、定番ではありますが一度この本を読むことをオススメします。まだ読んでいない方はぜひ。

  

 

 

いつも書いているような感じになってしまいますが、

 

何のために生産性を上げるのか?
生産性を上げてどうするのか?
生産性が上がったらどうなるのか?

 

生産性を上げるということを目的にせずに、
なんのために生産性を上げるのか、
生産性を上げてどうしたいのかを考えてみる。

 

このことについて自分で自分自身のことについて考えてみることが
真に『生産性』を高める第一歩になるのではないでしょうか?

 

 

 

「自分の時間を取り戻しませんか?」

 

それではまた。

 

 

会社で生産性の高い人間になりたい。

こんにちは。

更新が遅れてすみません。

会社勤めのイシちゃんです。

 

自営業のセイちゃんと仕事や人生のことについて話し合いをしています。

 

 

今日のテーマ

会社で生産性の高い人間になりたい。

 

 

昨今、話題になっている生産性という言葉。

流行りの言葉を出すとセイちゃんに怒られる可能性がありますが...

生産性ってどういう意味なの?

まず生産性という言葉の意味を知らないといけません。

 

Wikipediaによると...

生産性はより少ない労力と投入物(インプット)でより多くの価値(アウトプット)を産みたいという人間の考えから生まれてきた概念。

 

生産性=アウトプット/インプット

 

より少ないインプットからより多いアウトプットが得られるほど、より生産性が高いという関係にある

 

様々な状況下で生産性という言葉の意味合いは変わってくるようですが、

会社という組織において、そして一社員としては、

 

生産性=

僕が生み出したお金/僕へ会社が使ってくれたお金

この図式となるのであろうと考えました。

 

 

僕が生み出したお金は?

僕がいることによって、会社にいくらのお金が生み出されたのか?

 

僕は医療職ですので、自分が行った医療行為に対して点数というものがあります。

僕がやろうが、定年直前のベテランがやろうが、新人がやろうが、

同じ医療行為の場合、みんな同じだけのお金が生み出されます。

なので、自分の行為によって生み出された金額が大まかに分かります。

 

これは他の業種の会社員の方々も、

ある程度分かるものなのでしょうか?

ぜひ聞いてみたいです。

 

僕に対して会社が使ってくれたお金は?

非常に分かりやすいのはお給料、社会保障費です。

毎月、目に見える形で教えてもらえます。

 

一方で、僕への教育に使って頂けるお金や環境を維持するためのお金とか...

あとはどういったものがあるのでしょうか??

自営業のセイちゃんに今度、いろいろと聞いてみます。

 

ただ、僕が雇われているということは、

会社にとって僕は。

アウトプット(僕が生み出したお金)>インプット(僕に使ってくれているお金)

という関係が作り出せているということはわかります。

 

でも生産性ってお金だけなのか??

実を言うと...

 

僕は現在、

上のような関係ではないのに会社員として雇って頂いています。

つまり。

アウトプット(僕が生み出したお金)<インプット(僕に使ってくれているお金)

このような関係。

 

どうしてこれが成り立つのかと言うと....

 

今の僕の役割が金銭的ではない価値を人々に提供する立場だからです。

「宝の地図が示す場所にあった伝説の財宝宝の地図が示す場所にあった伝説の財宝」のフリー写真素材を拡大

 

例えばいま行っている仕事は...

・利用者の生活の質を上げるための取り組み

・会社内の環境づくり

・他スタッフへの指導  などなど。

 

全て、直接的にお金を発生することはできません。

でも、利用者やスタッフにとって金銭面ではない部分での、

価値を生み出す仕事をさせてもらっています。

 

そして、これが楽しい(^^)

 

良いものを作っていこうとする作業はやっていてとても楽しいです。

その先には、金銭的な価値も付随してくるのではないかと思えるので、

非常にやり甲斐があります。

 

まず金銭的な価値を生み出すことはとても大事です。

ただ、そうではない価値を会社の中で生み出すことも

とても有意義で、大事なことだと感じています。

 

『会社で生産性の高い人間になりたい』

 

どういう行動が自分の会社において生産性の高い行動なのか?

 

これからも意識しながら働いていきます。

 

Hasta Luego!!

『社畜』という言葉を何となく使うから『社畜』になるのでは?という話

 

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こんにちは。
飲食店自営のセイちゃんです。
会社勤めのイシちゃんと、仕事や生き方について話し合いをしながらブログを書いています。

 

 

 

「一生を棒にふるような仕事がしたい。」

2011年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」コピー賞

 

 

 勤めのサラリーマン時代に目にして、一瞬心が奪われたキャッチコピーです。
先日ふと思い出しました。

 

ただ、このフレーズはきっと賛否両論あるかと思います。
人によっては社畜の一言で終わらせそうな人もいそうですが・・・。

 

 

 

社畜』という言葉が嫌い  

 

 

突然ですが、

 

セイちゃんは社畜という言葉が好きではありません。

 

 

 

理由はというと、

「メディアによって“流行らせられた”言葉で、かつ相手を見下した表現」

だからです。

 

  

 

ところで、『社畜』とはどういう意味があるんでしょうか?

 

wikipediaで見てみました。

 

社畜 - Wikipediaより

社畜(しゃちく)とは、主に日本で、社員として勤めている会社に飼い慣らされてしまい自分の意思良心を放棄し奴隷家畜)と化した賃金労働者の状態を揶揄したものである。「会社+家畜」から来た造語かつ俗語で、「会社人間」や「企業戦士」などよりも、外部から馬鹿にされる意味合いを持つ。

 

まあ当然ながら他人に対して下に見て使う表現でした。

 

 

 

ちなみに、『忖度』という言葉も好きではありません。大嫌いです。

これも理由としては、ある一定の時までほとんど使われていなかったのに、世の中の至るところで急に使われ始めたからです。これもつくられて広められた感がとても気持ちが悪いです。

 

 


「みんなが使っているから、何となく使う。」ことへの違和感。
それが『社畜』につながるのでは?

 

 

「 “みんな”が使っている言葉を普通に使う。」

 

よく言えば世の中の流行に乗っているとも言えますが、悪く言えば”思考停止”(←これも誰かが作った流行りの言葉ではありますが。。。)ではないかと思っています。

 

 

何も考えずに、誰かが流行らせようと作為的に作ったものを無意識で使うこと。
これこそが社畜になっていく要因のひとつではないかと思っています。

 

自分でも気がつかない間に世の中のレールに乗っている状態。
自営をしているとサラリーマン時代には考えなくても良かったようなことまで、
考える必要が出てくるので余計にそう思うのかもしれませんが、
世の中には楽なように見せかけて実は思い通りの方向へ行かされている(生かされている)ようなことが、実はたくさんあると思います。(例えば税金面とか・・・。)

 

「何も考えないことへの慣れ」それがきっと社畜の始まりなのではないかと思っています。

  

 

 

社畜』でもいいのでは?とも思っています。
自分がその状態を分かっていれば・・・

 

 

こんなことを書いてはきましたが、セイちゃんは元社畜です。
自他ともに認める社畜でした。

 

勤め時代の仕事内容自体は大好きでした。朝から晩まで職場にいました。
以前も書きましたが、時にはもうダメ(死・・・)だと思うこともありましたが。。。
それでも仕事自体は大好きでした。
独立するときには勤めの仕事を辞めるのもとても残念でした。

 

もし、独立してお店を持つという目標が無かったら今でもきっと社畜人生まっしぐらだったと思います。その目標があったからがんばれて今こうしてお店を持っていられるのだと思います。


もしかしたら、ギリギリ社畜ではなかったのかもしれません。

 

冒頭のキャッチコピーもそうですが、社畜『仕事人』同じ自分の時間を仕事に費やすにしても、その差はおそらく自分の意志があるか無いかだけです。

 

そこに、自分の意志があるかないか。

 

 

最近ですが、「ライフワークバランス」がもてはやされて、
「自分の時間=仕事ではない時間」というように思われ過ぎているような気もします。

早く仕事を終わらせて帰ってもやりたいことが特に無いのでは、本当にはバランスが取れていないだろうし、仕事が充実していなければそれこそバランスがとれていないのでは?とも思います。

 

自営の立場だとそれこそ仕事一辺倒にもなりがちなので、気をつけないといけないのですが、

「一生を棒にふる仕事」

それだけ自分の好きなものに出会うことができれば、それはそれでとても幸せな人生だと思います。

 

なにはともあれ、

 

自分が楽しくて仕事をしているのか。
仕事が楽しいと思わされているのか。
仕事は楽しくないのか。

自分の今の仕事に対するポジションを自分の意志を持って常に確認することが大切かなと思っています。

 

 

jthanashiai.hatenablog.com

 

 

 

「今、仕事楽しい?」

 

それではまた。